グレアム・コクソン

Love Travels At Illegal Speeds/Graham Coxon
元ブラーのグレアムの新作。
私にとって眼鏡のミュージシャンといったら、ウィーザーのリバースじゃなく、くるりの岸田さんでもなく、ましてやアジカンのゴッチなんかでもなく、このグレアムなんです。
基本的には前作を路線を踏襲してるけど、それ以上にストレートなポップ。
1曲目のギターのカッティングを聴いた瞬間から思わずガッツポーズをしたくなるほどの快心の一作。
もう、ソロ1st〜3rdの頃のようなローファイでひねくれた感じはないです。
あの、ダイナソーJr.とかペイブメントとかに影響受けたようなローファイでオルタナ全開だった頃のグレアムはここにはいません。
改めて、この人のギターは最高ですマジで上手い。
ギター・ソロのパートだけじゃなくてリフひとつとっても何か独特な感じ。
何気に声と歌い方も好きです。
一昨年、フジでグレアム観たときを思い出します。
やっぱ、ブラーがこの人を失った影響は計り知れないくらい大きいな。
大幅に音楽性が制限されるんじゃないだろうか。
デーモンのギターじゃグレアムの足元にも及ばないもんね。

ラヴ・トラヴェルス・アット・イリーガル・スピーズ

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